従来、インジェクターにまつわる性能劣化は、運転を重ねたことに伴うものとしてあきらめるか、新品への交換で解消するしかありませんでした。しかし、新品への交換は大きなコスト負担を伴い、また発注から交換作業まで、それなりの時間的負担も考慮しなければなりません。そんな悩みを一挙に解決したのが、“ASNU(アズニュー)”システムです。かかるコストは新品交換の約3分の1。しかも診断から整備まで最短約30分(車種によって異なります)で完了。特殊な薬液と専用のマシンを用い、独自の行程で実施するインジェクタークリーニングは、新車時の性能を復活させることを可能としました。しかもそれは目で見てはっきりと確認できるのも特長。過去に存在した、効果に信用がおけないものとは明らかに違う、確実な成果を体感いただけるのです。
カーボンスラッジをはじめとした頑固極まりない堆積物が付着したインジェクター。走行を重ねるごとに増えてゆく厄介者がこれだ。まともな燃料噴射を望めないのは一目瞭然。この汚れ落としは一筋縄ではいかない。
 
小さなインジェクターの中にもしっかりとフィルターがある。汚れが沈着したフィルターバスケット(右)と、新品時(左)では比べようもない。パッキン類を含めこれら消耗品は新品に交換する必要がある。
 
インジェクターの噴射パターンを目で見る事は、今までは不可能に近かった。しかしそれを実現したのが「ASNU(アズニュー)」なのです。均一性のない噴射パターンが一目瞭然。性能低下を如実に物語る。
 
ASNU(アズニュー)では気筒ごとの燃料噴射量が定量的に把握可能。汚れたインジェクターだと、こんなにも流量に差がついてしまう。燃費・パワーが落ちていくのも、うなずけるはず。